クラウドでIDを管理するIDaaS
仮想デスクトップのDaaSや、仮想サーバのIaaSなど多様なクラウドサービスが提供されていますが、最新のクラウドサービスとして注目されているのがIDaaSです。
クラウド上でID管理が行えるようになるため、セキュリティへの脆弱性の原因になる人によるID・パスワードの管理が不要になり、仮想サーバIaaSやシングルシステム・マルチテナント方式のソフトウエアSaaSへのアクセスの際にIDaaSと連携することで自社のデータセンターを介することなくセキュリティを強化することが可能になります。
クラウドサービスは、システムの利用状況などのログをデータで取得できるので簡単に社内レポートを作成することもできます。
Skype・Salesforce・Office365・サイボウズ・AWSなどのクラウドサービスの利用やリモートでの業務を行う際にも、複数のIDやパスワードを使うことなく簡単にログインできるようになります。
また、セキュリティの為にIDやパスワードの管理を複雑化してしまうと社員個人でパスワードの管理が難しくなり、パスワードの再発行処理などの雑務が頻発することになるので、システム担当者の業務負荷を鑑みてもIDaaSの導入はメリットがあります。
その他、クラウドサービスは、PCやタブレット・スマートフォンなどデバイスを問わずに利用することができるため、営業担当者や支店間でのリアルタイムでの連携もスムーズに行えるようになります。